大分市にある県指定史跡「府内城跡」で、壁の一部が崩れ落ちていることがわかりました。
大分市の府内城跡で4日午前9時半ごろ、市民から「壁が落ちている」と連絡があり、人質櫓(ひとじちやぐら)の漆喰壁の一部が崩れているのを職員が確認しました。

崩落したのは、幅4メートル、縦70センチの2001年に漆喰を塗り直した部分です。
市教委によりますと、壁には元々亀裂があり、11月1日から2日にかけての雨の影響で崩れたとみられています。
府内城跡では、去年6月にも雨の影響で土塀が崩れていて、修復工事が行われています。大分市では県と相談して修復作業の内容を検討したいとしています。