大分県臼杵市にある造船所で10月、塗装作業中に爆発し、2人が死傷した事故を受けて、大分労働局が関係団体に再発防止を要請しました。
この事故は10月16日、臼杵市の下ノ江造船で発生し、建造中のタンカーの中で塗装作業中に爆発して73歳の男性が死亡。近くにいた60代の男性もやけどをしました。
事故を受けて大分労働局は、5日付けで同じような災害の防止を徹底するよう造船業をはじめ、関係する工業団体などに文書で要請しました。
この中では、可燃性ガスや粉じんによる爆発や火災を防止するため、風通しや換気などの措置を講じること。また、火災や爆発の危険がある場所には、火気の使用や必要のない者の立ち入りを禁止するなどの対策を徹底するよう求めています。