大分市の戦没者追悼式が行われ、遺族ら参列者が平和への祈りを捧げました。
大分市の戦没者追悼式は1958年から毎年行われているものです。25日は遺族らおよそ300人が参列し、先の大戦で亡くなった市出身の6744人を慰霊し、平和への祈りを捧げました。また、中国の野戦病院で父を亡くした飛田公洋さんらが追悼の言葉を述べました。

(飛田公洋さん)「戦死の公報が届いたとき、私は3歳。苦労に苦労を重ねて生活してきましたが、戦争のない平和な社会は人類の夢です」
戦後79年が経って、遺族の高齢化が進む中、市は追悼式を通じて平和の尊さを伝えていきたいとしています。