大分県日田市の草野本家では初めてとなる夜の特別公開が企画され、ランタンの優しい灯りが商家を彩っています。

国の重要文化財に指定されている日田市の草野本家では千年あかりのシーズンにあわせて初めて夜間公開が企画されました。

草野本家(日田市豆田町)

建造から300年以上が経つ県内最古の商家には、国内外で活躍する福岡県のランタンアーティスト、三上真輝さんの作品16基が展示されています。このうち、中庭には鯉や水しぶきのランタン7基が設置され、まるで鯉が水場を泳いでいるかのように演出されています。

また、精蝋業を営んでいた草野本家にちなんで、ろうそくのランタンも置かれ、今も昔も変わらない灯りのぬくもりを感じることができます。

(草野本家第12代当主・草野義輔さん)「我が家の300年以上の歴史の中でこういった夜間の公開というのは初めてなので、ランタンと古い家屋との調和というか、コラボというか、そういったところを楽しんでいただけるとありがたい」

草野本家の夜間公開は11月23日まで週末を中心に14日間開催されます。