今回は大分県内唯一の水球のジュニアチーム「大分水球クラブ」を取材しました。

全国ベスト8入り2回。県内唯一のジュニア水球チーム「大分水球クラブ」には、小学生、中学男子、女子中学・高校の3つのカテゴリで合わせて41人の選手が参加して、日々練習に励んでいます。


水球のチーム構成はフィールド6人、キーパー1人の7人。ジュニアは4分から5分の4ピリオドで得点を競います。

(中学男子の部 3年生・後藤颯汰主将)「水中の格闘技と言われていて、とても激しいスポーツなんですけど、その中でもみんなと連携してパスを回したりして自分がシュートを決めると、とても気持ち良くて楽しいです」


水球のプールは深さ2メートル。プレーするには「巻き足」という技術で浮き続け、シュートを打つときには豪快にジャンプします。


(後藤颯汰主将)「ボールを沈めて、ボールの浮く力と一緒に足の力を使って浮いています」


小学生の部は7月の九州予選で4位となり、2021年度の春に続き夏の全国大会へのキップは初めて掴みました。

(小学生の部 6年生・斉藤礼知主将)「みんな楽しく仲良くやってます」「小学生ではまだ夏の全国に行ったことがなかったのですごくうれしいです。」


積極的にシュートを打ちに行くエースの鵜戸萌々菜さん。的確にパスをさばきながら自らもシュートを狙える亀井結衣さん。それぞれのメンバーが持ち味を発揮し、大会を勝ち上がりました。


中でも斉藤礼知キャプテンはゲームメイカーとしてチームをけん引し、九州予選では優秀選手に選ばれました。

(小学生の部・斉藤礼知主将)「パスを回したり、中に入ってシュートを打つのが得意です。前回(春の全国)は1勝だったから今回は2勝以上して決勝トーナメントに入りたいです」

女子の部は中学生と高校生が一緒に練習します。学年をこえて意見を交わすメンバーをまとめるのは佐々木琴美キャプテンです。


例年以上に明るく雰囲気の良いチームになっているといいます。

(女子の部 高校3年・佐々木琴美主将)「これは水の中で30秒間これを持ったまま耐える練習です。シュートを打つときの巻き足の強さとか相手をかわすときにスライドする足の強さを鍛えます」


7月の大会では優秀選手に選ばれた佐々木さんや鮫島さんを中心に、18歳以下の部で準優勝。単独チームとして初めての全国出場です。

(佐々木琴美主将)「(初戦から)全国1位と当たるんです。初戦でおくさないようにみんなが培った技術やスピードを活かして点をもぎ取っていきたいです」

8月22日から京都市で開催される全国大会に向けて、メンバー全員、気合十分です。