3度の延期を経て「“心強く我慢してきた”ことをバネに頑張っていきたい」

長崎随一の歓楽街・思案橋の一画を占める本石灰町。
元々は港に面した町で、壁や天井を作る時に使う建築資材“石灰(しっくい)”の荷揚げ場があったことから、御朱印船を奉納しています。

2020年、御朱印船の出演者は、7年ぶりの奉納の喜びに胸をふくらませていました。

2月に行われた『委嘱状交付式』では、出演者に「委嘱状」が手渡されました。
「委嘱状。頑張ってください」
「はい、ありがとうございます」

動き出した矢先、奉納踊りの順延が決定。
その後2回も…。度重なる順延で、気持ちを保つのがやっとでした。

長采 原田 伸一さん(44):
「根曳でいえば7人、囃子も7~8人入れ替えがあったんですけど、でも囃子方で参加する予定だった子が高校2年生になって、根曳として一つ段階を上げられた子もいるんですよね。
“心強く我慢してきた”ということをバネに、頑張っていきたいと思います」