4年ぶりとなる長崎市諏訪神社の秋の大祭、長崎くんちの「庭見せ」が3日夕方から今年の6つの踊町で、それぞれ行われています。
このうち、長崎市万屋町から中継です。

友成由紀アナウンサー:
もってこーい!もってこい!
4年ぶりの長崎くんち、本番まであと4日です。
3日は、くんち本番で使う衣装や道具、船などの山車を披露する庭見せが、行われています。

長崎市のベルナード観光通りでは、万屋町の「鯨の潮吹き」の鯨をカメラに収めようと、非常に沢山の方が集まっています。

近くで見ると、非常に迫力があります。
重さ2トンのセミクジラ、頭から尻尾まで、約6メートルあります。
18人の根曳衆が、江戸時代から受け継がれてきた、鯨曳きの様子を再現する姿、
想像するだけでも、ワクワクします!
その隣には子鯨もいます、可愛いです。

長崎市万屋町の傘鉾の垂れは長崎刺繍で作られています。
魚づくし16種類、29匹の魚が勢いよく泳いでいます。

長崎市万屋町では今年、親爺船の船頭さんの衣装2着を新調しました。
そのうちの1着、親船頭の衣装が庭見せで初お披露目とあって…大変な行列ができています。最後尾は1時間待ちなんだそうです。

長崎刺繍職人の嘉勢照太さんが、約3年半の歳月をかけて制作しました。
鯨が勢いよく潮を吹く様子が表されています。「今から鯨を捕るぞー!」という様子を再現したのだそうです。
郷土史家の越中哲也先生が「萬鯨招福(ばんげいしょうふく)」=長崎市万屋町の “鯨曳きが福を呼び込む” として命名されました。

池上 淳一総監督:
「なんとか庭見せを開催した甲斐があって、こんな大勢の方が来てくれて嬉しい限りです。ここまできたら町民一丸となって、いい奉納をさせていただきたいと思っています」

各踊町の庭見せです。

NBCアプリの「長崎くんちナビ」に詳しい場所が掲載していますので、ご確認ください。
長崎くんちの庭見せは、午後10時頃まで行われます。