出島の “扇” がおくる風に載せた芳香

でじま芳扇堂 日向勇人さん:
「奥の部屋が、おそらく全国初となる道路から見える麹室(こうじむろ)

麹室は米に麹を付ける作業を行う酒づくりの心臓部といえる場所です。

日向勇人さん:
「一番重要な工程になってくるのでそこをあえて見せることによってより酒づくりとかお米、稲作というふうな日本の伝統文化を肌で感じやすくしたいなと」

ここで来月から仕込みを始め、およそ1か月後には出島生まれの『芳扇』が完成する予定です。

日向勇人さん:
「出島といえば扇の町。扇が送るものは風であり、香りであり、文化でありというところで、芳しい香りを、扇の町から日本の素晴らしい伝統文化の香りを発信していく、そういうふうな思いを込めて芳扇、という銘柄を命名しました」