命を全うした牛と 命が生まれる瞬間

ザッくんが旅立った夜の分べん室では、また新しい命が生まれようとしていました。
煌太郎くんも母牛のそばで、出産を見守ります。
啓介さん:「煌太郎、水もってきて」
啓介さん:「よしよしよしよし。はい。よしよしよし」


バケツに汲んだ水を持って煌太郎くんが柵の中に入り、目の前で、子牛が生まれました。
啓介さん:「はい、よいしょ」
恵子さん:「はい。(水)ありがとう」

煌太郎くんが汲んだ水を子牛にかけると、頭を上げました。
恵子さん:「あがった!あがった!あがった!よしよし」
啓介さん:「よかった、よかった」

煌太郎くん:
「大変。しかもその生まれたあとでも、ちゃんと舐めてくれるのかとか」

煌太郎くんに、牛が教えてくれたこと ── 生まれる奇跡と、命の重さ。
