2026年1月16日、長崎市の港から韓国の造船所に向けて、巨大な構造物が積み出されました。その正体は、商船三井と大島造船所が共同設計した風力補助推進システム「ウインドチャレンジャー」の「硬翼帆(こうよくほ)」です。

「硬翼帆」とは、形が変形しない翼型の帆を指します。風向きや風速をリアルタイムで感知し、帆の回転や伸縮をすべて自動制御することで、風の力を最大限に船の推進力へと変換する独自のシステムです。

LNG船への設置イメージ図(提供:商船三井)

今回のプロジェクトでは、高い安全性が求められる「LNG運搬船」へ世界で初めて搭載されます。船体に設置される2基の巨大な「帆」は、風力を推進力として利用することで、燃料消費量とCO2排出量を最大で12%削減する計画です。