森を下から見上げた時の枝や葉の重なりと、漏れる光の美しさを表現した作品です。

徳永さんの作品に感じる立体感や浮遊感は、独自に編み出した技法によってつくり出されています。

アクリル板の表と裏2つの面に描き、それを3枚重ね、6層にします。

さらに一番奥に鏡を入れることで12層に見えるのです。

鏡が周りの景色を映し出すことで、作品が、その場に溶けこむ効果もあります。

見る人に、それを感じてもらおうと、屋外の様々な場所に作品を置き、写真を撮る試みも行っています。

この日の舞台はアトリエ近くの神社。イチョウの落ち葉の上です。