長崎県西海市の岸壁から9月1日、海に転落し行方不明となっていた70代の男性が13日後の9月14日、直線距離で100キロ離れた鹿児島県長島町の磯場に打ち上げられているのが見つかり、死亡が確認されました。
9月14日の朝、鹿児島県長島町蔵之元大崎の磯場で釣りをしていた人から「人が打ちあがっている」と海上保安庁に通報がありました。発見されたのは、年齢不詳の男性で、所持品はなくその場で死亡が確認されました。
天草海上保安署が、遺体の身元を調べていたところ、9月1日長崎県西海市の大瀬戸町漁協前の岸壁から海に転落し行方不明となっていた70代の男性と、身長などの身体的特徴が似ていたことから、遺体のDNA鑑定を実施。10日までに、収容された遺体が西海市大瀬戸町在住の70代の男性であることが判明しました。
男性が海に転落した場所から、遺体が収容された場所までは直線距離で100キロほど離れていますが、天草海上保安署は、過去にも同様の事例があったことから、男性の遺体が、海流に乗って発見場所まで流されてきたのではないかと話しています。