長崎県佐世保市にあるJR九州の線路に自転車を放置して列車の運行に危険を生じさせたとして、53歳の男が電汽車往来危険の疑いで16日に逮捕されました。

逮捕されたのは佐賀県伊万里市の代行運転手の男(53)です。

警察の調べによりますと、男は先月29日の午前5時頃、JR大村線の線路に自転車を放置して回送列車に接触させる事故を起こし、列車の運行に危険を生じさせた疑いが持たれています。

被害関係者からの届け出を受け捜査していた警察は、男の犯行が明らかになったとして、16日に男を電汽車往来危険の疑いで緊急逮捕しました。

警察の調べに対し男は「自転車を置いた事実はありません」と話し、容疑を否認しています。

この事故によるケガ人はいませんでしたが、事故の影響で列車の運休や遅れが発生しおよそ2500人に影響が出ていました。