長崎県警は2024年の長崎県内の自殺概要を公表しました。県警が確認した県内の自殺者数214人で、前年と比べて12人減少し、過去最も少なかった2020年と同数となっています。
自殺者のうち男性は155人、女性は59人で、男性が全体の7割を占めています。年代別では70代が最も多く、次いで60代、40代となっています。原因・動機が分かっている人の内最も多かったのは健康問題でした。
【年代別】
▼19歳以下…6人
▼20代…19人
▼30代…27人
▼40代…31人
▼50代…24人
▼60代…34人
▼70代…46人
▼80代以上…26人(不詳1人)
【職業別】
▼有識者…83人
▼学生・生徒等…6人
▼無職者…123人
▼不詳…2人
【原因・動機別】
▼原因・動機特定者…200人
▼原因・動機不特定者…14人
【原因・動機特定者の原因・動機別内訳】
▼家庭問題…27人
▼健康問題…139人
▼経済・生活問題…33人
▼勤務問題…27人
▼交際問題…6人
▼学校問題…5人
▼その他…29人
自殺の原因・動機は、遺書等の生前の言動を裏付ける資料がある場合に加え家族等の証言から考え得る場合を含め、自殺者1人につき関連性の高いものから4つまで複数計上可能としています。
県警は、自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び背景を有しており、様々な原因が連鎖する中で起きていることに留意が必要としています。