南米ウルグアイの議会上院で終末期の患者が安楽死を選ぶ権利を認める法案が賛成多数で可決されました。南米で安楽死が法制化されるのはウルグアイが初めてです。
ウルグアイの議会上院は15日、およそ10時間にわたる議論を経て31人中、20人が賛成し、終末期の患者が「安楽死」を選べる権利を認める法案を可決しました。
この法案は、ウルグアイ国籍やウルグアイに住む精神的に健康な成人が対象で、▼治療や回復が不可能な病気の末期であるか、▼病気などで耐え難い苦痛があり生活の質が深刻に低下している場合、2名の医師による判断などを経て安楽死を選ぶことを認めるものです。
法案は6か月以内に施行される見通しで、現地メディアによりますと、南米ではコロンビアとエクアドルが裁判所の判決により安楽死を非犯罪化していますが、法制化されるのはウルグアイが初めてだということです。
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