「市民総合プール」と「陸上競技場」の再配置を含めた、長崎市松山町の平和公園再整備について検討している委員会が、26日最終審議の会合を開きました。

委員会には学識経験者など11人が出席しました。長崎市が先月示した基本計画案では、
▶陸上競技場の南側にプール(屋内、屋外)を移転する
▶北側におよそ8000平方メートルの広場をつくる
▶周囲には600メートルの外周園路を設ける方針が示されています。

25日の会合で市は、
▶外周園路でジョギングとウォーキングのコースのすみ分けを検討する
▶前回示した広場入口付近の「平和伝承施設」を平和発信広場に変更し、城山小学校の被爆校舎などへつながる平和の動線を形成する
などの考えを明らかにしました。

長崎市平和公園再整備基本計画検討委員会 西岡誠治委員長:
「(関係者)全員が満足して喜んでいるわけではないんですけど、一定の民主的な手続きを経て方向性が見いだせたことは大きな成果だと考えます」

検討委員会では報告書をまとめ、来月にも市長に提出する予定です。