中学生の課題解決力を育む活動の一環で、生徒が地元企業の課題の解決策を提案する発表会が開かれました。

長崎市の精道三川台中学校で4年前から行われている「精道探求プログラム」。社会で必要とされる課題解決力を育むための活動で、今年はチョーコー醤油や九州教具グループなど5つの地元企業の課題に中学生ならではの視点で向き合いました。1年生から3年生まで縦割りグループで経営者へのインタビューや会社見学、実験など4カ月かけて準備した成果を発表しました。

(チョーコー醤油 西英一郎 代表取締役社長)
「残ったものをどう有効活用するかっていうのでいろんなところに差し上げたりしていたんですけど、まさか除草剤という使い方があるとは思ってなくて」
この班は、自社のホテルを広く知ってもらいたいという企業の課題に対して、若い世代に身近なファストフードとのコラボを提案しました。
(中学生)
「そしてクオーレバーガーです。こちらですね、長崎の地域のものを主に使っています。それでお願いします。チェックインかテイクアウトどうなさいますか?チェックインで。クオーレ割もお願いします。705号席にお願いします。」

(九州教具グループ 船橋修一 代表取締役社長)
「発想が斬新ですよね。Z世代からアイデア聞かないと我々のかけ離れたおじさんのアイデアじゃ全然刺さらないんだなっていうのを感じました。」
精道三川台中学校では今後も地元の題材をテーマに探求プログラムを続けていきたいとしています。