防衛力の南西シフトに合わせ重要度を増している長崎県佐世保の自衛隊部隊。しかし佐世保で運用する「岸壁」は位置や大きさ、数に関して様々な問題を抱えています。この問題を一気に解決する《過去に例がない新しい基地施設》の整備が進められています。
佐世保市に拠点をおく陸上自衛隊水陸起動団。この日「特殊車両」の積み込み作業が行われていました。その車両とは「水陸両用車AAV7」。

Q 記者「何台運ぶんですか?」
自衛官「3ピストンで5台運びます」
陸上自衛隊水陸機動団、「水陸両用車AAV7」はその代表的な装備品です。万一他国に島を侵略された場合、奪還作戦に投入される車両で海と陸両方を進むことができます。

全国の自衛隊で配備されているのは佐世保の水陸機動団だけ。しかし有事に素早く対応する上での《ある課題》を抱えています。