約束はどうなる?
全国被爆体験者協議会・相談役 平野伸人さん:
「頑張ります、大臣に指示を出しましたって言って握手を求めてきた、期待を抱かせることを言ったんですよ。辞める人がそんなこと言うか?と思うんですよ。次のリーダーがこの問題をどう考えるか分からない…唖然として混乱しています。ちゃんと引き継いでもらいたい。総理は変わるけど、約束を信じて解決のために頑張るしかないです」

第二次全国被爆体験者協議会・会長 岩永千代子さん:
「がっかりしたけど私は9日の総理の対応を信じたい。私の話をじーっと聞いてくださっていた。退陣決めていただろうに、解決を指示したのだから信じていいと思う。ただ次の首相が本当に実現して下さる方か…」

長崎市はすでに厚労省と長崎県・市による3者で協議を進めている、としています。岸田総理が発言した「合理的な解決」が何を指すのか?そして総理大臣が変わることの影響はみえません。
長崎市の担当者は「現時点では9日の話を持って進めている。総理大臣が変わって撤回されれば別だが、撤回されない限り一回約束したことは継続されるとは思う」と話しています。
全国被爆体験者協議会・相談役 平野伸人さん:
「長崎市は頼りにならない。直に厚労省と交渉した方がいいが当事者の被爆体験者達は高齢化し、動ける人がほとんどいない。東京を歩かせるのはかわいそうですよ…」
岩永千代子さん達被爆体験者44人が続ける裁判は、9月9日に長崎地裁での判決を控えています。判決前の政治解決は実現するのか?被爆体験者救済の行方は未だ見通せません。








