10月25日午後、長崎県五島市の椛島南西海域で、漁船が故障して港に帰れなくなり、乗っていた男性2人が救助されました。
五島海上保安署によりますと、10月25日午後2時半前、長崎県五島市の椛島南西海域で漁をしていた漁船から「舵を動かすための油圧ホースが破れ、舵が効かなくなったので救助をお願いします」と118番通報がありました。
巡視艇なるかぜが出動し、午後3時半前に現場に到着しましたが、当時波の高さが1.5メートルあり、漁船の船体が約6メートルと小型だったことから、エンジンパワーの強い巡視艇とロープを結びつけて曳航すると、波の衝撃を受け破損するおそれがあると判断。
出動を依頼した長崎県水難救済会の漁船タイプの船が福江港まで曳航し、救助しました。
漁船には、漁業を営む五島市の男性(70代)と、親族の男性(10代)の2人が乗っていましたが、いずれもけがはありませんでした。
2人は、25日午前中から漁を行い、午後1時半ごろ福江港に戻ろうとした際、船が故障し、動けなくなったということです。








