SNSのX(旧Twitter)上の副業の投稿をきっかけに、40代の男性が現金19万円を騙し取られました。「在宅で」「簡単に稼げる」などとうたった副業サイトがきっかけの詐欺被害が相次いでおり、警察は「簡単に儲ける副業」に安易に申し込まないよう注意を呼び掛けています。

被害に遭ったのは長崎県島原市に住む会社員の40代の男性です。

警察によりますと男性はことし5月中旬、「X」上で副業に関する投稿に興味を持ち、添付されたURLから「TiCall」というサイトに誘導され「古川絵美」のアカウントを使用する人物とサイト上でメッセージのやり取りを始めました。

そして、「YouTube動画のスクリーンショットを送信すれば報酬を得られる」という副業を行ったところ、実際に1万2千円の報酬が支払われました。

そして、「古川絵美」のアカウントの人物から「1万円を振り込めば1万3千円の報酬を受け取れる」という副業を紹介された男性はこの話を信じ、先月12日、3回にわたって指定された銀行口座に現金合わせて19万円を振り込み騙し取られたということです。

その後も、理由もなく現金を要求されたことから不審に思った男性が、先月23日、警察に被害を届け出て事件が発覚しました。

警察は詐欺事件として捜査するとともに、「簡単に儲ける副業などには申し込まず、家族や警察に相談してほしい」と話しています。