SDGs未来のためにできること。今回は二酸化炭素削減に向けた取り組みとして電気自動車を従業員の通勤用に導入した企業を紹介します。
環境に配慮した脱炭素につながる《通勤スタイル》として、電気自動車のサブスク制度を導入した企業があります。航空機の装備品を整備するANAコンポーネントテクニクス長崎事業所。電気自動車3台が納車されました。

ANAコンポーネントテクニクス 吉本健一社長:
「このサービス自体、社員及び企業にとって双方にメリットがあるものだと考えております」
ANAコンポーネントテクニクス長崎事業所が導入したのは、「Hakobune(ハコブネ)」という会社のサブスクリプション事業です。
ハコブネから企業に通勤用の電気自動車のレンタルと充電設備の設置サポートを提供、企業から希望する従業員に車が貸し出されます。充電は職場で勤務中にすることができ、レンタル費用は企業と従業員での分割負担です。

事業所は諫早の工業団地にあります。公共交通機関が十分に整備されていない地域では通勤時の自動車の利用は不可欠です。
利用している森上拓さん:「とても快適です。音もかなり静かで」
納車式後、電気自動車を利用する社員がさっそく試乗しました。今回の取り組みは持続可能な世界に向けた新しい通勤制度と言えます。
森上拓さん:
「脱炭素の問題に貢献できるのかと思い即決させていただきました」

ANAコンポーネントテクニクス 吉本健一社長:
「既に使用しております電力が100%再生可能エネルギーを使っておりまして環境に配慮している所なんですけれどもさらにもう一歩Co2削減に貢献したいと」

ANAコンポーネントテクニクス長崎事業所では今後、電気自動車の利用を20台程度まで増やしたいとしています。