秋山大輝くんは両親と妹の4人家族。笑い声の絶えない秋山家にはいつも幸せな空気が溢れています。
大輝くんは2005年生まれ。難病の『骨形成不全症』で、骨が折れやすい難病です。重度の骨形成不全症になるのは、2万人に1人の確率。骨の変形や、骨折が起きやすく、幼い頃はくしゃみで骨折していました。
大輝くんは2022年4月、長崎県立諫早特別支援学校 高等部の2年生です。
16歳の夏、学校内では電動車イスで移動している大輝くんが新たな挑戦を始めました。
動画は、秋山大樹くん、本人のナレーションです。

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はじめてカメラが我が家に来たのは、4年前の2018年。


宮路りか ディレクター「こんにちは」
秋山 大輝くん(当時12)「こんにちは。どうぞ~」
ディレクター「ありがとうございます。」
大輝くん「では、こっちの方がリビングです。よいしょ、よいしょ」

おうちの移動はこんな感じ…。
(仰向けの状態で、両足で床を押して背中を滑らせる大輝くん)

ぼく、秋山大輝、この時12歳。


大輝くん:「ものすごく近いですよ」


2005年12月6日誕生。
生まれた時の身長は41センチ。体重は2310グラム。


母 秋山 伴子さん:
「生まれてきたときは産声をあげなくて、骨形成不全症だったって聞いて、ちょっとびっくりしたんですけど」


骨折と治療を繰り返し、ぼくは大きくなりました。


2021年の春は高校進学を目指す受験生。合格発表の朝です。

「あった?」
「ありました。合格です。合格しました」
「おめでとうございます」
「ありがとうございます」


新しい仲間とともに迎えた、長崎県立諫早特別支援学校 高等部 入学式。


(教室で授業を受ける大輝くん)
時は流れ、今、僕は高校2年生、16歳の夏を迎えています。