宮崎県の新年度予算について考えます。
結婚や子育てを支援する県の事業について考えていきます。(前・後編の前編)
人口減少の課題に直面する中、県は、新年度予算で「日本一子どもを生み育てやすい県」を目指すとしています。
この目標を達成するため、県はどのような取り組みを進めようとしているのでしょうか。
環境を整えてそっとサポートをしていく

「合計特殊出生率」の全国1位など「日本一生み育てやすい県」を目標に掲げた河野知事。
県の新年度予算では、子育て環境の整備や出会い・結婚の支援強化といった事業を打ち出しました。
このうち、子育て支援には男性が育児休業を取得した企業に最大100万円の奨励金を出す九州初の取り組みに1億2300万円が盛り込まれています。

また、著名人に「結婚応援アンバサダー」に就任してもらうなどして結婚に対するポジティブなイメージを醸成する事業や、出会いや結婚支援の取り組みを促進する「結婚支援コンシェルジュ」を2人配置する事業などが盛り込まれています。

(河野知事)
「若者の特殊出生率を上げていこうというのは、個々の皆さんの判断になりますし、それを行政が何か強制をするということはできない。本当に環境を整えてそっとサポートをしていくという話になります」
