月面着陸に成功した無人探査機のニュースが連日伝えらていますが、子どもたちが宇宙について理解を深めました。
宮崎市出身で、JAXA宇宙航空研究開発機構の研究開発員の男性が小学生に特別授業を行いました。

宮崎市の宮崎港小学校を訪れたのは、JAXAで、無人の物資補給機、「こうのとり」の運用などに携わった宮崎市出身の山田耕史さんです。

30日は、5年生およそ70人に日本の宇宙開発の現状と課題のほか、今月20日、月面着陸に成功した無人探査機「SLIM」についても説明しました。

(JAXA研究開発員 山田耕史さん)
「(日本は)世界で5番目に月着陸に成功した国となりました。ここに満月の写真があるんですけど、日本はどこにあるかわかりますか?ここの真ん中のちょっと右側くらいに日本の国旗がついてるけど、ここにSLIMが着陸した」

児童たちは、ふだん聞くことのない宇宙の話を、興味深そうに聞いていました。

(5年生)
「(宇宙には)どんな成分があるのかとか、ほんとに水があるのとか調べてみたくなりました」

(JAXA研究開発員 山田耕史さん)
「(自分が)小さいときには、こういった研究者の方とかエンジニアの方の話を聞いて、宇宙とか科学に興味を持ってきたので、こういった貴重な機会を与えていたのを大変光栄に思いますし、今回の話を通して、興味を持ってくれればいいなと思っています」

現在、山田さんは、国際宇宙ステーションに物資を輸送するために将来打ち上げる、「新型宇宙ステーション補給機」の開発などに携わっているということです。