行政や経済団体に賃上げなどを求める連合宮崎の春闘キャラバンが23日から始まりました。

これは、連合宮崎が毎年、春闘を前に行っているもので、23日は、連合宮崎の吉岡英明会長が宮崎労働局の坂根 登 局長に要請書を手渡しました。

要請書には、賃金の引き上げや雇用の創出強化など6つの項目が盛り込まれています。

連合によりますと、去年の春闘では賃上げ率が平均で3.58%と30年ぶりの高水準となりましたが、物価高騰により、去年11月の実質賃金は、20か月連続でマイナスとなっています。

(連合宮崎・吉岡英明会長)
「賃金引き上げを行っても物価の波がそれを上回っているということで、暮らしが厳しい状況は変わっていない。社会を変える大きな転換時期だという強い決意のもとに春闘に取り組んでいる」

連合宮崎の春闘キャラバンは自治体や経済団体など48か所を訪問することになっています。