宮崎県都城市のふるさと納税の返礼品となっていた鶏肉の産地が偽装されていた問題で、市は、返礼品を扱う事業者を対象に説明会を開きました。
この問題は、都城市山之口町に工場がある「ヒムカ食品」が、ブラジル産やタイ産の鶏肉144トン余りを宮崎県産と偽って表示し、市のふるさと納税の返礼品を取り扱う業者2社に販売していたものです。
都城市は、27日、市内の返礼品を提供する事業者を対象に説明会を開き、今後の再発防止策としてペナルティの厳格化に加え、事務所や工場への立ち入り検査を強化することなどをあげました。
(都城市ふるさと納税推進協議会 平瀬 修 副会長)
「あってはならないこと。信用が一瞬のうちになくなった我々も再発防止を徹底して都城市のふるさと納税が再生できたらいい」
市は、ヒムカ食品に対し、契約を解除するとともに不適正表示された返礼品の分の委託料およそ1億8000万円の支払いを請求しています。
また、この問題を受けて「楽天ふるさと納税」は、今月15日から都城市への寄付の受け付けを停止していましたが、22日夜から受け付けを再開しています。