「足跡追及」で警察犬に
もちくんは、においをもとに犯人や遺留品、それに行方不明者の足取りを追う「足跡追及」の種別で警察犬に採用されました。

橋口さんと服従訓練、橋口さんの歩きに合わせてみたり、「伏せ」をやってみたり、とても賢くこなします。
(飼い主 橋口美千代さん)
「握っていただいて、匂いをつけていただいて」
普段行っている足跡追及の訓練で使用するのはこちらの軍手。
記者が橋口さんともちくんに見られないように公園を歩いたあと、軍手の片方を隠し、もちくんがにおいを手掛かりに記者が歩いたルートをたどります。

(飼い主 橋口美千代さん)
「もち、探せ」
地面に鼻をつけるようにしてさがしていくもちくん。そして、隠した軍手の片方を見つけることができました。

(飼い主 橋口美千代さん)
「(Q.どうですか?もちくんは)可愛いです。(警察犬になり)もう誇らしいです。・・・何かしてるんですけど・・・」
この時もカメラマンにいたずらするなどまだまだ遊び盛りのもちくん。警察犬として初めての競技会に挑みます。
初めての競技会
20日、足跡追及の競技に出場したもちくん。
ともに競技に臨むのは、訓練所でもちくんの素質を見抜き、3年間一緒に訓練を積んできた警察犬指導士の長友遥香さんです。
(警察犬指導士 長友遥香さん)
「初めてなので、順位は気にせず、できる力を全部出せたらいいかなと、もちに頑張ってもらいたいと思います。」

競技は、事前に犯人役の警察官が歩いた経路をにおいをもとにたどっていき、5分以内に途中に落ちている2つの遺留品を見つけて合図をします。
1つ目の遺留品を無事に見つけ出したもちくん。

2つ目も探しますが・・・惜しくも時間切れ。遺留品までは残りわずか数メートルでした。
(警察犬指導士 長友遥香さん)
「あともう一歩のところでタイムオーバーになっちゃって、最後の物品に行きつかなかったですね。事件の要請とかあったときには、進んで、もちと一緒に要請に出動して、貢献できればいいかなと思います。」
みんなから可愛がられる警察犬に
健闘を見せてくれたもちくん。
警察犬として立派に活躍していくため、今後も訓練を重ねていきます。

(飼い主 橋口美千代さん)
「小型犬なので、大型犬よりも体力が劣ると思うので、その点がちょっと心配ではありますけども、みんなから可愛がられる警察犬になって欲しいです。
(スタジオ)
県内では昨年度、警察犬の出動が84回あり、今年度もすでに9回出動しているということで、今後のもちくんの活躍に期待したいと思います。
※MRTテレビ「Check!」5月20日(金)放送分から