小学3年生のあやとり名人に注目します。
こちらの小学生、全国で20人ほどしか持っていないあやとりの資格を見事取得しました。

宮崎市の江南小学校に通う、小学3年生の成松高嗣くん。休み時間、友達と楽しそうに過ごす普通の小学生ですが・・・

放課後に向かったのは、ある習いごと教室。

(成松高嗣くん)「噴火する火山です(あやとり)」

成松くんの特技、それは「あやとり」です。

指導しているのは、宮崎あやとり同好会会長の中武英則さん。
難易度の高い作品を成松くんに教えます。

「こうして、こうして、こうして、こうして、『太陽と月と星』」

教えられたあやとりを、どんどん吸収していく成松くん。

(作品を見せる)「『キツネとクジラ」』

(廣末圭治記者)
「難しくてなかなかできないのは、気持ち的にどうですか?」
(成松高嗣くん)
「できたらうれしいから、できるまでやる」

5歳のころにあやとりを覚え、今では80種類以上の作品をマスターしているといいます。

その成松くん、5月20日、ある難関資格に挑みました。
それは、「国際あやとり協会」による「あやとり検定」

成松くんは、初級、中級、上級だけではなく、その上の「あやとり教室指導員」に見事、合格しました。

全国で22人目の合格です。

この日、成松くんは、中武さんと一緒に江平小学校の放課後児童クラブで、初めてあやとり教室の講師を務めました。

(廣末圭治記者)
「どうですか?今の気持ちは?」
(成松高嗣くん)
「どきどきしている」

初めての経験で少し緊張している成松くんですが、自分と同じ小学生に丁寧にあやとりを教えていきます。

(教える様子・東京タワーできた)

(児童の感想)
「複雑なのに、細かいところまでよく教えてくれて助かりました」
「指の分からないところを外すとか、そういうところは詳しく教えてくれたりした」

(宮崎あやとり同好会会長 中武英則さん)
「よかったよかった、丁寧でね、指もちゃんと添えて。やっぱり、子どもから子どもに教えるのはいいですね。子どもが大人に教えるのもいいし、できたら宮崎県のあやとりの指導者として活躍してもらいたい」

初めての指導を終えた成松くんは・・・

(成松高嗣くん)
「小学生とか同じ年くらいだと教えやすかった」

最後に、成松くんの目標を聞きました。

「もう指導員(資格)を取ったから、自分であやとり教室を作ってもいいから、あやとり教室を作っていきたい」