スタンドには去年の3年生も
試合当日には、卒業した元野球部員の姿もありました。
(元マネージャー 田村蒼生さん)
「(去年の)夏対戦する予定の高校だったのでちょっと胸が苦しい。約1年越しに(智辯和歌山を)見られるのは何かしらの奇跡」
(去年の3年生 若松大雅さん)
「後輩が招待野球という形で試合をしてくれることが本当にうれしくて。あの苦しさがあったからこそ今からの人生で絶対役に立ってくると思う」

幻のカードは・・・
そして始まった宮崎商業と智辯和歌山の対戦。

試合は初回、いきなりノーアウト満塁の ピンチを迎えますが・・・
去年からベンチ入りしている井崎がナイスプレー。
さらに、そのウラ、宮崎商業は先頭打者の福永がヒットで出塁。しかし、その後、堅い守備に阻まれ得点につなげることができません。
試合は、去年の夏を制した智辯和歌山がその実力を発揮し、5対0で勝利しました。

(宮崎商 長友稜太主将・3年)
「バッティングや守備も全部自分たちが負けていたと思うが、チームで全力を出し切れたと思う。夏甲子園に出て、次は見返せるよう頑張っていきたい」
(宮崎商 橋口光朗監督)
「もう本当ユニフォーム見たときに、本当ぐっとくるものがあって。たくさんの思いがですね詰まったこのゲームをさせてもらったことに感謝したい」

(智辯和歌山 岡西佑弥主将)
「自分たちも夏の甲子園優勝を目指しているので宮崎商業との試合があればもちろん勝って優勝目指してやっていく」

あの夏かなわなかった「幻のカード」。
お互いの思いがぶつかり合った特別な試合となりました。
※MRTテレビ「Check!」5月16日(月)放送分から