全国高校選抜大会を前に、宮崎県代表として出場する日向工業高校男子ソフトボール部を紹介します。
部員15人全員が1年生というチームの強さに迫ります。

新人戦と選抜県大会の2冠達成

日向工業男子ソフトボール部。
全国選抜大会への出場を決めている強豪校ですが、実は、部員15人全員が1年生です。


1年生だけではなく2年生も出場する県の新人戦と全国選抜の県大会でいずれも優勝し、2冠を達成しました。

日向工業 川内田 雅(かわうちだ みやび)主将・1年
「1年生だけなので何でも言えるところが強みだと思う」


1年生だけなのになぜ強いのか。
監督に聞いてみると・・・

日向工業 川原雄大監督
「1番は3年生。インターハイの最終日まで一緒に頑張ってくれたというのがこの子たちの大きな原動力になっている」

強さの源は卒業した3年生「みんな尊敬できる先輩たち」

強さの源は、卒業した3年生の存在。
去年夏のインターハイで全国3位に輝いた先輩たちの姿を、1年生は間近で見てきました。


日向工業 濵田 颯翔(はまだ とわ)選手・1年
「みんな尊敬できる先輩たちだった」
日向工業 川内田 雅 主将・1年
「(3年生との時間は)毎日が楽しくて、いろいろ教えてもらったりして楽しかった」

この日の練習には卒業した3年生の姿もありました。
3年生にとっても1年生と過ごした時間はかけがえのないものだったといいます。

卒業した3年生 佐藤時夢(さとう とむ)さん
「1年生が入ると練習とか人数が増えて盛り上がったり、サポート面でもとてもなくてはならない存在だった。自分たちの目標が日本一だったので、それを達成してほしいので、これから先の選抜大会や1年後のインターハイでも頑張ってほしい」