サポートカー限定免許


また、同じく来月から導入されるのが、先進技術で運転を支援してくれるサポートカー限定の免許です。その狙いは・・・

(宮崎県警察本部運転免許課 渡部裕嗣さん)
「免許証の自主返納が困難な高齢運転者に関して、今後運転する車両を安全運転サポート車に限るという免許の条件を付与することで事故防止につなげていく制度になります」

衝突被害軽減ブレーキなどを備えたセーフティ・サポートカー、通称サポカー。



(トヨタカローラ宮崎花ヶ島店 小島祐太郎さん)
「いま発売されている車は ほとんどそういった機能がついています」

宮崎市内の自動車販売会社でその機能を体験させてもらいました。

高齢ドライバーで多い、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故。このサポカーでは・・・

(トヨタカローラ宮崎営業本部 蛯原慎一業務課長)
「前に4つ、後ろに4つ、センサーがついていて、コンビニの駐車場を想定したところに駐車しようとしています。いま、アクセルを踏みます。べた踏みです」

警告音が鳴り、車は、前方の障害物に近づくことなく、ほぼ、そのままの位置で止まりました。


続いては、衝突の回避を目的にした機能。アクセルを踏んだ状態で障害物へ近づいていくと・・・

蛯原さん「ブレーキ操作していない状態です」
記者「危ない!お~止まりました」

先進技術を活用するサポカー限定免許。

警察では、運転に不安のある高齢ドライバーらに、通常の免許からの切り替えを薦めていくことにしています。



(トヨタカローラ宮崎花ヶ島店 小島祐太郎さん)
「こういった機能が付くことで完全に事故がなくなるということはないが、事故がひとつでも軽く済む、もしくはなくなるようなそういった環境になればいいと思っています」

(スタジオ)
宮崎県内の75歳以上の運転免許保有者は、今年3月末の時点で、77,298人がいて、70歳以上となると、約15万人を超えるということです。今後5年間でさらに増えていく予想ということです。
車の安全性能の開発も進んできているのですが、まずはこのような制度を活用して、交通事故防止に努めてもらいたいと思います。

※MRTテレビ「Check!」4月28日(木)放送分から