宮崎県の河野知事は、新型コロナの感染状況に応じて県が独自に発令している「医療警報」について、2日で終了すると発表しました。
県独自の警報がすべて解除されるのは240日ぶりです。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「県独自の医療警報は本日をもって終了し、あすからは、昨年7月以来となる警報等の発令がない状況に移行する」


河野知事は、県議会一般質問で、現在発令中の「医療警報」を2日で終了すると発表しました。

新規感染者数が減少し、病床使用率が10%を下回るなど、医療体制の負荷が改善されているためとしています。

県独自の警報が解除されるのは、去年7月6日以来240日ぶりです。


(宮崎県 河野俊嗣知事)
「警報がなくなったからといって、もうコロナへの警戒をなくしてもいいということではない。そこについては注意をいただきたい」

警報の解除に伴う行動要請に変更はなく、高齢者施設などでの面会は、「対策を徹底のうえ、人数を最小限に」とするほか、会食は、大人数、長時間を避け「ひなた飲食店認証店」の利用を推奨しています。


2日の感染状況です。

2日、発表された県内の新規感染者数は109人となっています。
新規感染者数は、前の週の同じ曜日より減少。新たな死者の発表はありませんでした。


1日の時点で県内のコロナ病床に入院している患者は15人で、使用率は3.8%となっています。