2月、陸上のアジア大会に出場する清山ちさと選手に注目します。念願の日本代表に31歳で初めて選ばれ世界に挑む清山選手に思いを聞きました。

世界の舞台を目指して陸上を続けて

宮交シティ・いちご陸上部に所属し、100メートルハードルが専門の清山ちさと選手。
宮崎商業高校の時には全国大会で3冠を達成し、世界の舞台を目指して陸上を続けてきました。

(清山ちさと選手)
「小学校6年生のときから、『日本代表になりたい』っていう夢から、ちょっとずつ目標に変わった」

大けが、五輪代表落選… 「自分が何か納得できなくって」

清山選手は現在、31歳。
これまで大けがも経験し、東京オリンピックの代表入りを逃すなど長年掲げてきた『日本代表』という目標を達成できないまま、去年、30歳の節目を迎えましたが、そこに『引退』の2文字はありませんでした。


去年、けがから復帰したあとのインタビューでは。

(去年3月 清山ちさと選手)
「けがをして冬、なんかこう全力でやりきれなくて、日本代表というのをずっと目標にして頑張ってきたので、それで何かこれで終わりかというのも、自分が何か納得できなくって」

去年7月に自己新 アジア室内陸上への出場「年齢って関係ないんだな」

その後も前だけを向いて走り続けた清山選手。
去年7月には、自己新で日本歴代6位タイとなる13秒02をマークするなどさらなる進化を遂げ、2月、カザフスタンで行われるアジア室内陸上選手権への出場を決めました。

(清山ちさと選手)
「30を超えての初代表は『本当にすごいことだね』と声をかけてもらう。これまでの自分のタイムとか日々更新できてるので、やっぱり年齢って関係ないんだなって。本当にあきらめずにここまでやってきてよかったなとすごく思う」