オオニベとハガツオを食べてみた
こうした中、市や飲食店でつくる実行委員会が始めたのが…
(廣末圭治アナウンサー)
「今月20日から始まった、日南市南郷の『めいつ地魚フェア』。こんなに豪華な魚料理がいただけるんです」

知名度が低い魚を多くの人に味わってもらおうと、日南市南郷町の5つの飲食店で開かれている「めいつ地魚フェア」。
参加店舗のひとつ、ホテル丸万では、板前の松尾禎久さんが県南那珂農林振興局の三木涼平さんと協力して魚の調理法を研究しました。
(ホテル丸万 松尾禎久さん)
「この魚は淡泊で、その日のうちだったら刺身でも食べられます。ものすごく美味しいです」

この、オオニベは、加工用として安く流通している魚ですが、フェアでは刺身丼でいただくことができます。
廣末アナウンサーが試食させてもらいました。
(廣末圭治アナウンサー)
「本当にこのコリコリとした食感が新鮮さを感じますね」

続いて、こちらの魚はハガツオ。
(ホテル丸万 松尾禎久さん)
「これは11月から2月にかけてものすごく脂が乗っていく魚です。今がナンバーワンと言っても悪くない魚です」


ハガツオは、おろしたあとに表面を炙っていただきます。
こちらも廣末アナウンサーが試食。
(廣末圭治アナウンサー)
「ん~!ハガツオが口の中でとろけていく、本当に柔らかいですね」
(ホテル丸万 松尾禎久さん)
「1日寝かすことによって、脂がまわって、口の中で本当にとろけますね」

隠れた地魚の魅力を
地魚フェアを通して飲食店や漁業関係者は、より多くの人に隠れた地魚の魅力を知ってほしいとしています。
(ホテル丸万 松尾禎久さん)
「この南郷町で水揚げされた魚は別格なんだぞという思いで作ってます」
(宮崎県南那珂農林振興局農政水産企画課 三木涼平さん)
「おいしいのに安い、知名度がないから安いという魚の知名度を上げて、どんどん値段がついていくようになれば、漁業者の人たちも喜ぶと思っている」


味は絶品なのにあまり知られていない珍しい地魚。
さかなの町、日南市南郷町の魅力アップに向けて今後、さらに活用されていくことが期待されます。

「めいつ地魚フェア」は、5つの飲食店でそれぞれのメニューがあります。
値段はすべて1300円で、2月19日まで開かれています。
※MRTテレビ「Check!」1月24日(火)放送分から