20日、日向市の養鶏場で鳥インフルエンザの疑いが確認されたニワトリは、遺伝子検査の結果、高病原性の可能性が高い疑似患畜と判定されました。
これを受けて、宮崎県は、ニワトリ15万羽の殺処分を進めています。
県によりますと、20日、日向市のブロイラー農場で死んだニワトリが増えていると通報があり、21日の遺伝子検査で高病原性の可能性が高いH5亜型の鳥インフルエンザと判定されました。

これを受け、県は、21日午後1時からこの養鶏場と関連農場で飼育されているニワトリおよそ15万羽の殺処分を始めました。

この養鶏場の半径10キロ以内では、60の養鶏場でおよそ159万羽が飼育されていて、半径3キロ以内はニワトリや卵の移動が半径3キロから10キロ以内は搬出が制限されます。

県は、制限区域周辺の5か所に消毒ポイントを設置し、養鶏関係の車両を対象に消毒を実施しています。


今シーズンは、全国的に早い時期から鳥インフルエンザが相次いでいて、これまでに21道県の45の農場で発生。このうち、鹿児島県では12例発生しています。