みなさんは列車に乗っているときに地震が発生したら、どのように行動するべきか考えたことはありますでしょうか?
宮崎県日南市では、高校生が実際の列車を使って避難訓練を行いました。
(武澤直穂記者)
「通学中に地震が発生した場合どう行動すればよいのか?こちらの列車を使って訓練が行われます」
訓練は、列車の走行中に大地震が発生し、列車が日南市の飫肥駅に緊急停車したとの想定で行われ、日南高校の生徒たちが参加しました。
生徒たちは列車から降り、避難場所に指定されている日南高校まで走って避難しました。
(駅員)「急げ。津波が来るぞ」
(生徒)
「なかなかないことなので貴重な体験。いざという時に発揮できたらいい」
「落ち着いて行動できない場合とかもあると思うので、私たち高校生がそういう方にも寄り添って一緒に安全に避難できるように、これから考えて日々を過ごしていきたい」
(JR九州宮崎支社 吉村一喜支社長)
「私たちJRを利用するのは高校生が一番多いので、高校生が声を出して『逃げろ』『走れ』と言ってもらえれば、周りの方も一緒に逃げてもらえるのではと思う」
日南高校は、全校生徒のおよそ半数がJRを使って通学しているということで、このような訓練を通して、防災意識の向上に努めたいとしています。







