毎日のようにクマが人の生活圏に出没するなか、きょうから警察官がライフル銃を使ってクマを駆除できるようになりました。人的被害が相次ぐ現状を打開することはできるのでしょうか。
各地で出没するクマ。人の生活圏でクマが住民を襲う被害が相次いでいます。こうしたなか、きょう立ち上がったのが、警察の特別部隊「熊駆除対応プロジェクトチーム」です。
国家公安委員会規則の改正で、きょうから警察官がライフル銃を使ってクマを駆除できるようになり、クマの人的被害が深刻な秋田県と岩手県の警察で新たに編成されました。
秋田県警 小林稔 本部長
「県民の安全安心は自分たちが守り抜くという強い信念を持ってほしい」
きょうからは、市街地にクマが出没した場合、猟友会のハンターと警察官とが協力して立ち向かうことになりますが…
襲われた猟友会の男性
「いきなりかみついてきた」
顔にガーゼが貼られ、痛々しい様子の男性(80)。その道60年の「ハンター」です。
きのう、新潟県新発田市でクマの駆除にあたろうとしていたところ、クマの襲撃に遭いました。
襲われた猟友会の男性
「怖いとかはない。どうにも退治せねばねと、それだけ」
男性は銃で応戦し、クマを駆除。ただ、襲われた際、鼻の骨を折るなどの大けがをしました。
襲われた猟友会の男性
「(Q.またクマが出たら行きますか)要請あれば行かないと」
大ベテランのハンターも苦戦するクマの駆除。
「クマを撃つときにはね、クマになれ。おまえがクマだったらどこに逃げる?」
警察はきのう、猟友会のハンターを講師に招いて、クマの特性や駆除の方法を学びましたが、猟友会の一部からは警察官の“経験不足”を懸念する声も。
猟友会メンバー
「クマを一発で仕留められず逃げられた場合は、(クマが)さらに凶暴化する可能性がある」
警察の「熊駆除対応プロジェクトチーム」は、クマによる被害状況を見ながら、当面続けられる予定です。
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