任期満了に伴う宮崎県知事選挙が8日告示されます。
まずは、立候補予定者の顔ぶれです。
今回の知事選に立候補を予定しているのは、現職の河野俊嗣氏、
タレントで、元職の東国原英夫氏、
新人で、スーパークレイジー君氏のあわせて3人です。
このほか、元参議院議員の横峯良郎氏が立候補を表明していましたが、6日出馬を断念しました。
選挙の構図が急きょ変わるなか、立候補予定者の告示前日の動きを追いました。
現職の河野俊嗣氏は、告示前日の7日も、県議会や表敬訪問の対応など、知事としての公務をこなしました。
(河野俊嗣氏)「身も心も引き締まる思いで頑張るぞという決意を新たにしている、場合によっては公務優先ということもありうる、そこをしっかり対応することが現職としての私の責務だと考えている」
これまでに、主要な経済団体や各政党などの支持を受け、組織固めを図ってきた河野氏。3期12年の実績を訴えながら選挙戦に臨みたいとしています。
(河野俊嗣氏)「これまでの経験・実績、国とのパイプも生かしながら責任を持って経済・暮らしを回復させていく、宮崎の未来を切り開いていくんだという私の思い・姿勢を県民に訴えて勝利をつかんでいきたい」
一方、前の知事で、今回返り咲きを狙う東国原英夫氏は、7日、日之影町を訪れ辻立ちを行うなど、精力的な動きを見せました。
(東国原英夫氏)「いよいよと思う。身の引き締まる思いです。「構図的には組織団体対草の根。エリート対雑草です」
2011年に知事を退任してからおよそ12年。再出馬の表明後、県内各地で辻立ちや集会を行い、知名度を生かした発信力などをアピールしてきました。
(東国原英夫氏)「現状維持のままこの県政をあと4年続けていくのか、変えるのか、大切な選挙です。有権者の皆さん、ぜひ投票所に足を運んでください」
政治団体代表のスーパークレイジー君氏は、告示の第一声を行う宮崎市の会場を訪れ、機材などを確認していました。
(スーパークレイジー君氏)「自分が先頭に立って、まずは行動で見せて積み重ねをして一人一人の声を聞くなどして戦っていきたい」
先月中旬に出馬表明したスーパークレイジー君氏。子どもの医療費無償化などの政策を掲げていて、選挙では、若者をターゲットに支持を訴えたいとしています。
(スーパークレイジー君氏)「子育て支援制度などいろんなことをやっている自治体もあるが宮崎県全体でそういうまちづくりを訴えていきたい」
現職と元職を含む、3人が立候補を予定している知事選は、8日告示され、今月25日に投開票が行われます。