「焼酎」の魅力を歴史と科学でひも解く特別展が宮崎市の県総合博物館で開かれています。
中には、県内初公開の貴重な資料も展示されています。

焼酎は日本で500年ほどの歴史をもつ「蒸留酒」で、去年、焼酎や日本酒などの「伝統的酒造り」はユネスコの無形文化遺産に登録されました。

(宮崎県総合博物館学芸課 二宮満夫さん)
「こちらのコーナーでは、伝統的な焼酎の作り方をジオラマで紹介しています」

県総合博物館で開かれている特別展「焼酎のすゝめ」では、酒造りに使われていた昔の道具が展示されています。

また、酒造りに欠かせない「こうじ菌」を顕微鏡で観察できるコーナーなどが設けられ、焼酎の奥深い世界を体験できます。

中でも注目は、鹿児島県の神社で見つかった木片です。
この木片には、国内最古となる「焼酎」の文字が記されていて、県内では初公開となります。

(宮崎県総合博物館学芸課 二宮満夫さん)
「いろいろな焼酎に関することを展示していますので、様々な角度から焼酎のことを知っていただきたいなというふうに思っております」

この特別展は、県総合博物館で来月30日まで開かれています。