行政から70万円の支給も 約400万円の負担

家は「半壊」と認定されましたが、河埜さんは、この家に住み続けました。

資金面の問題もあり、本格的な修理工事が始まったのは被災から1年近くたった今月16日のことです。

(河埜 章 さん)
「一番(近所で)最後になりましたよね。『早くしないと(補助金が)間に合わないよ』って言われて」

県や宮崎市から70万円余りが支給されましたが、家の修理費などでおよそ400万円を負担しなければなりません。

(河埜 章 さん)
「息子が助けてくれると言ってくれているので、そこは心強いですけど」

竜巻被害を振り返り、こう話します。

(河埜章さん)
「防災意識というのは持たないといけないでしょうね。市民も含めて、私たちも含めて。罹災者は、もう一回、そこは考え直して、ちゃんと向き合わないといけない」