宮崎県都城市で今週末23日から開かれる全国中学校剣道大会に宮崎県から出場する男女2校に地元開催への意気込みを聞きました。

男子団体 宮崎県代表 東海中学校

まず、男子団体で県代表として出場する延岡市の東海中学校。先月の県大会で2年連続4度目の優勝を果たしました。

5人で勝敗を決める団体戦。全国の舞台で先鋒を務めるのは重永蓮志選手です。

県大会では、1本も取られることなく個人・団体の2冠を達成した重永選手。
得意技はというと、スピードをいかした「飛び込み面」です。

(東海中学校剣道部 重永蓮志選手)
「個人は慌てずしっかり自分から攻めて、団体は(先鋒として)チームを元気付けれるようにしたい」

そして、もう一人の注目は、身長181センチの野口 輝 選手。

県大会の個人決勝では重永選手に敗れたものの、全国ベスト8の経験もある実力者です。
その得意技は、どんな態勢からでも打てる「小手」です。

(東海中学校剣道部 野口 輝 選手)
「まずは1試合目を勝って、どんどん調子を上げて優勝したい」

九州大会では予選リーグで敗退した東海中ですが、全国では「先手を取る剣道」で強豪に挑みます。

(東海中学校剣道部 柿木一光教諭)
「自分でしっかり形を作って、中心を攻めて、相手を攻め崩して打ちにいくというところが発揮できれば、生徒たちも上位の方に食い込んでくるのではないかと思う」

また、唯一の女子部員で県大会で準優勝した児玉優生選手も女子個人の部に出場します。

(部員全員)「全国大会頑張るぞ!」

女子団体宮崎県代表 三股中学校

一方、女子団体の県代表は三股中学校。県大会では、2年ぶり8度目の頂点に輝きました。

大混戦となった県大会の最終戦で面2本を決め、優勝に導いたのは3年生の尾形向日葵選手。個人の部でも優勝し、2冠を達成しました。

(三股中学校剣道部 尾形向日葵選手)
「自分から前に攻めて、下がらないでいく剣道ができた」

そして、主将として部をまとめるのは谷ケ久保 徠 選手。チームの団結力に自信を持っています。

(三股中学校剣道部 谷ケ久保 徠 選手)
「とても仲が良くて元気のある仲間です。チームの団結力があったから勝てたと思う」

九州大会では決勝トーナメントで敗退したものの、全国大会を前にベストメンバーが組めるようになった三股中。
この日は男子部員も交えて、練習試合を行いました。

(三股中学校剣道部 泥谷浩司教諭)
「諦めずに、周りに感動をあたえられるような、勝っても負けても、そういった試合ができるように頑張っていきたい」

重ねてきた努力を武器に日本一を目指します。

(部員全員で)「全国制覇するぞ!」

全国中学校剣道大会は、都城市の早水公園体育文化センターで今月23日から行われ、県内からは、紹介した2校のほかに4校が出場します。

また、MRTではインターネット中継で、23日は女子団体、24日は男子団体の試合を配信します。