明治安田J3リーグ、テゲバジャーロ宮崎は、19日、今月唯一のホーム戦に臨みました。
相手は2位の栃木シティー。
現在、テゲバジャーロ宮崎は、2連勝すればJ2へ昇格できる昇格プレーオフの圏内に位置していますが、自動的に昇格できる2位以内を目指す上でも重要な一戦となります。
試合は1点を争う激しい展開となりました。
(山崎直人記者)
「2位、栃木シティーを迎えての上位対決。J2自動昇格に向けて負けられない一戦、まもなくキックオフです」
この試合のポイントをテゲバジャーロ宮崎OBで、現在はチームアンバサダーの西岡大志さんに聞きました。
(テゲバジャーロ宮崎・アンバサダー 西岡大志さん)
「相手チームの強烈なフォワードのサイド攻撃からの中央の攻撃がものすごく上手。そこをどう抑えるか、逆に攻撃でどうアクションを起こしていけるか。(お互いの)サイド攻撃の戦いが見もの」
相手の強烈なフォワード陣を抑え、得意のサイド攻撃で得点なるか。
試合は序盤から相手の攻撃が牙をむきます。
この場面は、テゲバが2人がかりでピンチをしのぎます。
シュートがまだ1本もないテゲバは前半10分、武がロングシュートを放つも、枠の右に。
さらに、前半17分には力安がミドルシュート。ここは相手GKに阻まれます。
このあとも均衡は破れず、前半を0対0で折り返します。
エンド変わって後半9分、テゲバがフリーキックのチャンスを得ると、下川のクロスを橋本が頭であわせます。
橋本の今シーズン18ゴール目で、テゲバジャーロが先制点を挙げます。
(先制ゴール・テゲバジャーロ宮崎 橋本啓吾選手)
「(下川選手の)質の高いクロスでしたし、自分もペナルティエリア内で駆け引きして、それに勝って、しっかりとゴールすることができた」
実はクロスを上げた下川は橋本の大学時代の先輩です。
(見事なアシスト・テゲバジャーロ宮崎 下川陽太選手)
「大学の後輩ということもあり、その頃の見る影もないくらい成長したと思う。うれしかった」
しかし、後半31分、一瞬の隙を付かれ、栃木シティーに同点を許します。
その後は相手の攻撃を封じながら、テゲバジャーロはシュートを続けますが、ネットは揺らせないまま、試合終了のホイッスル。
試合は1対1の引き分け。
勝利とはなりませんでしたが、2500人を超えるサポーターからはテゲバジャーロ宮崎に大きな拍手が沸き起こりました。
(テゲバジャーロ宮崎・キャプテン 橋本啓吾選手)
「絶対に勝という強い思いは持っていたが、結果引き分けだったのでとても残念。次に向けて(残り7試合)全部勝つ勢いでやるしかないので(その勢いで)練習からやっていきたい」
勝ち点1を積み上げたテゲバジャーロ宮崎は5位をキープしています。
次節は今月26日、アウェーでガイナーレ鳥取と対戦します。