宮崎県知事選について、共産党県委員会は候補者の擁立を見送ると発表しました。

共産党県委員会は、知事選についてこれまで候補者を擁立する方針を示していました。

来住一人委員長によりますと、13日に開かれた委員会の総会で、来年行われる統一地方選挙に全力を傾けるべきとの意見が相次ぎ、知事選に候補者を擁立せず自主投票とすることが全会一致で決まったということです。

共産党県委員会では、1959年以降ほとんどの知事選で候補者を擁立、または、事実上の候補者を擁立しています。

来住委員長は、「擁立の断念は、地方議会の議席を死守するための苦渋の決断」としています。

県知事選には、現職の河野俊嗣氏と、前の知事の東国原英夫氏、それに元参議院議員の横峯良郎氏の3人が立候補を表明していて、このほか、新人1人の立候補の動きもあります。