43年ぶりの女性警察官
小林高校を卒業した森山さんは、当時、県警が43年ぶりに女性警察官を採用することを知り、警察学校に入校しました。(当時の森山かおりさん)
「平凡な人生を送りたくないというので、そのためにも自分自身、人間性を高められる職業に就きたいと思ったので選んだ」
ほかに4人の女性とともに警察官になった森山さん。教官から言われたある言葉を胸に警察官の道を歩んできました。
(宮崎県警察本部県民広報課 森山かおり広報官)
「『あななたちがこれから女性警察官として道を切り開いていかなければならない』ということは言われまして、そのことが私にとっては、仕事を続けていくうえでの心の支えでもありましたし、そういう責任があるんだなというところは、今でも思い続けている」

幅広い分野で活躍
警察学校卒業後は、少年課や警務課など、幅広い分野で活躍。2人の子宝にも恵まれ周にも支えられながら、育児と仕事を両立してきました。森山さんは2018年度、19年度と県警察学校校長補佐も務めました。
(森山さんの号令)「卒業生気を付け!敬礼!」
昨年度は、県警で女性初の副署長となりました。
(宮崎県警察音楽隊の訓練場、隊員が揃っています)
(音楽隊員)「ただいまから、宮崎県警察音楽隊入隊式を行います」
そして、現在は、広報官として奔走するかたわら、警察音楽隊の隊長も務めています。
(宮崎県警察本部県民広報課 森山かおり広報官:入隊式の訓示)
「父が毎年、楽しみにしていたのが定期音楽祭だった。すごく楽しんで、いい時間を過ごさせていただいて、これが一つの親孝行だったのかなと。活動が、誰かの何らかの、幸せとか、そういうのにつながっている。また、これからも頑張ってほしい」
