学校の部活動が転換期を迎えています。
国は、公立中学校の休日の部活動について、来年度から2031年度にかけて、原則すべて地域のスポーツクラブなどで展開することを目指しています。
部活動の地域展開は、宮崎県内では2021年に小林市が取り組み始めて、今広がりつつある段階です。
こうした動きは、教員の負担軽減に加え、少子化でも子どもたちが多様な活動を続けられるという目的があります。
今後、子どもたちの部活動はどう変化していくのか、現場を取材しました。
そもそも学校にソフトボール部がない
先月、都農町で開かれたソフトボール大会。
出場した8チームのうち、半数が学校の部活動ではなく、地域クラブや複数の学校が連携した合同チームです。

日向市を中心に選手を集めたチーム「ソレイユ」には・・・
(選手)
「美々津中学校です」「平岩小中学校です」「都農中学校です」「西郷義務教育学校です」「日南学園中学校です」「財光寺中学校です」「富島中学校です」
チームに所属する選手15人は、7つの中学校から集まっています。

ソレイユに所属した理由を聞くと・・・
(ソレイユ 上山愛菜選手・日南学園中)
「日南学園は、今、中学生(ソフト部)が3人しかいなくて、単独で(試合に)出られないので、このクラブチームに所属している」

(ソレイユ 栗間悠奈さん・富島中)
「平日は中学校で部活をしていて、中学校だったら単独で試合に出られないので、クラブチームに入っている。分からない事とかも教えてくれるので、詳しいことも聞けるのでありがたい」

メンバーのうち、エースピッチャーの坂元朱菜さんは、そもそも学校にソフトボール部がないと話します。
(ソレイユ 坂元朱菜選手・都農中)
「中学校にソフトボールがないから、クラブチームに入った。みんなと仲良くできるのが楽しい」











