漁業者の所得向上に
実はバーガーを考案した料理長の斎賀雄大さんは川南町の出身です。
(斎賀雄大料理長)
「漁協のスタッフと話していくうちに、このサメがほかの魚を食べてほかの美味しい魚の漁獲量が減っていることを聞いたので、じゃあ使ってみますと、スタートしました」

川南町の担当者も、このバーガーをきっかけにさらにフカの活用が広まればと期待を寄せています。
(川南町産業推進課商工水産係 稲田陽介さん)
「この取り組みが、国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の中の『海の豊かさを守ろう』の達成につながると思いますし、何よりも値段のつかなかった未利用魚を適正な価格で買い取ることで漁業者の所得向上につながる」


海のやっかいものを絶品グルメに。関係者の挑戦は続きます。
【参考】
・漁師さんによると、15年くらい前までは鱶の被害はほぼなかった。水温の上昇が現在の被害の一因ではと分析
・シェフは、中華で使ったり、フレークにしてツナのように使ったりと、さらなるメニューを開発中
・バーガーは、シーガイアのビュッフェレストラン「パインテラス」で7月18日までディナー限定で味わえる

※MRTテレビ「Check!」5月15日(木)放送分から