宮崎市で道路横断中の女児2人を85歳の女の車がはねて逃げた事故。
原因は捜査中となっていますが、高齢ドライバーの事故を減らすことは大きな課題となっています。
宮崎県内の運転免許保有者は、去年末時点で73万1437人となっています。
このうち、75歳以上はおよそ13%で9万6797人となっています。
こうしたなか、事故を防ぐために導入されているのが「検査」です。
75歳以上のドライバーに行われるのが「認知機能検査」です。
認知症と診断された場合は免許が更新できないことになっています。

また、75歳以上で3年以内に一定の交通違反をしたドライバーは「運転技能検査」を受ける必要があり、合格しないと免許の更新ができません。

このほか、身体機能の低下などで運転に不安を感じる人は自主的に免許証を返納することができます。
宮崎県内では、去年、4260人が免許を返納しています。

宮崎県内は、車なしでは生活できない地域も多いので、交通環境の整備などが求められますが、対策が難しいのが現状です。