今回、完成したのは「病後児保育施設」ですが、改めて病気の子どもを預かる保育サービスについて見ていきます。
通常、保育園や幼稚園は、発熱したり感染症にかかったりした子どもを預かることはできません。
しかし、親の立場からすると、どうしても休めない場合があります。
その場合に、看護師や保育士などの専門スタッフが子どもを預かってケアをするのが「病児保育施設」です。
一方、先ほど紹介した「病後児保育施設」は、病気が治りかけている子どもを預かるサービスです。

県によりますと、こうした施設が、今年3月末時点で県内8市9町にあわせて35か所あり、利用料については県がおととしから無償化しています。
これにより、施設の利用者は、2023年度には前の年度と比べておよそ1.5倍に増えています。

「病児保育施設」などを利用するには、お住まいの市町村窓口での事前登録や、かかりつけ医の診断書や紹介状、それに、利用予約が必要な場合があります。
県は、インターネットやアプリなどを活用した予約システムの導入も進め、安心して子育てができる環境を整備したいとしています。