新年度がスタートしましたが、この4月からは多くのものが値上がりすることになっています。
具体的にどのような商品が値上げとなるのでしょうか?
帝国データバンクによりますと、4月から値上げとなるのは、4225品目の飲食料品です。
食品分野別に見ると「酒類・飲料」では、値上げ率が20%。
缶ビールや缶チューハイなどの酒類で、一斉に価格が引き上げられ、大手ビール4社は、3~12%程度値上げします。

このほか、値上げ率で見ると、お菓子が19%、調理用みそ製品を中心とした「調味料」が12%、ハム・ソーセージ製品や冷凍食品など「加工食品」は16%、それぞれ値上げされます。

こうした値上げの要因としては、米などの原材料の値上げが多くを占める一方、人件費や物流費などサービス価格の上昇も一因になっていて、帝国データバンクでは、飲食料品の値上げの勢いは、去年に比べ、大幅に強まっているとしています。

これだけ値上げが続く中、生活への負担に対する支援が気になります。
では、今年度から始まる国の政策をみていきます。
国は高校授業料の実質無償化の対象を広げるため、就学支援金制度の所得制限を撤廃。高校生のいる全世帯に公立高校の年間授業料に相当する年間11万8800円を支給します。
また、高齢者が受け取る公的年金が前の年度より1.9%引き上げとなります。

こうした値上げなどの変化で私たちの暮らしも変わりそうです。